夏ひととき-ボールを追った、あたし達の恋-



「お前が、最近つまんなそうだったから、
俺のせいだって思って、俺がもっと野球で
お前を笑顔にしなきゃ…
と思って……
頑張ってたら、お前と話す時間がなくなって…」








安藤尚はあたしを離すと、頭を下げた。





「ゴメン。」








「そんなふうに思っててくれたなんて、全然知らなかった。
……あたしこそ、ゴメン。

最後の試合、頑張ってね!」





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