夏ひととき-ボールを追った、あたし達の恋-



───チュッ───



「久しぶり。夏奈の唇!」




そんなあたしを見抜いたのか、
ニヤッと笑って

………



「…っ…安藤尚が行っちゃうと思ったよォ!!」





デート開始早々、



あたしは安藤尚の前で涙をながしてしまった。


でも


そんなあたしを、安藤尚は、優しく撫でてくれた。










「地主神社………行こうか」



安藤尚は、あたしを恋愛成就の神社につれて行ってくれた。





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