夏ひととき-ボールを追った、あたし達の恋-


知らない番号…?


「もしもし…?」


「あ、俺だけど。」


ダレーーーーーーーーッ?!


「あの、番号…間違えてませんか?」


盛大なため息。

電話の向こうから、そしてあたしの後ろから。


「罰は、俺のバイトの手伝い」



その声は、

電話の向こうから、そしてあたしの後ろから。





そう。
声の主は、



安藤尚。



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