夏ひととき-ボールを追った、あたし達の恋-
「なんで、あたしの番号知ってるの…?」
「そりゃあ、お前が無邪気に寝てる間に
いただいただけだけど?」
あ、あの時かぁ…
って…
今、罰はなんだって言ったの?
「罰って…?」
「だから、俺のバイトの手伝い」
だ……だけ?
それだけなの?
あからさまに安心の表情をしてしまったのか、
安藤尚は怪訝そうな顔をする。
「今日からな。」
それくらい、
やってやろうじゃん!!