エ-スとマネ-ジャ-
先輩の別れとともに決心した。




それは、福田先輩のこと。



「あたしが好きなのは…雄和だけ」




ぼそっと呟いて歩き出した。





自分のクラスには行かず、3階へ。




「福田先輩」




丁度階段で会ってしまった。




言葉…
まだ考えてないのにっ!



「なんだよ…」
「は、話しがあります」
「…いいよ。ここで」





福田先輩は手すりにもたれかかった。



「あたし…雄和が好きです」
「そんなの俺に告白してどうすんの?」
「…別れてください」
「次の試合出ねぇよ?」
「別にいいです」
「…。」
「無理して出させたあたしがバカでした」
「…俺さ…お前が好きだ」




はい??
まさかの…
冗談告白!?




「冗談でしょ…」
「本気で好きだった…マネに来てから」
「…うそ」
「でもお前の視線先にはいつも佐々木で…」
「…。」

< 13 / 19 >

この作品をシェア

pagetop