ハート
12月。
まーと出会って2ヶ月。
仲良くなって1ヶ月が過ぎた。
まーは相変わらず、私がバイトのある日は必ず整骨院へ来てくれたし 帰りも送ってくれた。
週末も必ず一緒に過ごした。
先週は、ドライブしながら横浜へ行った。
私が海が見たいと言ったから、まーが連れて行ってくれたのだ。
手を繋いで、海を眺めながら山下公園を散歩した。
私は昔から海が好きだった。
ただ眺めているだけで、何故かとても落ち着く。
広い広い海に抱きしめられているような、守られているような…
そんな不思議な感覚がするのだ。
「私、死んだら海に帰りたいな」
そう呟くと
「そんなこと言うなよ。みんな死んだら、必ず墓に入るんだからさ」
と、笑いながらまーに言われた。
「そうかなぁ。私は死んでもお墓なんて入りたくないな
。広い海にでも撒いてもらった方が自由になれて嬉しいもん」
それは私の正直な気持ちだった。
それに対しては、まーは何も返さなかった。
海の上を吹く風だけが、返事をするかのように強く吹きぬけて水面を揺らしていた。
まーと出会って2ヶ月。
仲良くなって1ヶ月が過ぎた。
まーは相変わらず、私がバイトのある日は必ず整骨院へ来てくれたし 帰りも送ってくれた。
週末も必ず一緒に過ごした。
先週は、ドライブしながら横浜へ行った。
私が海が見たいと言ったから、まーが連れて行ってくれたのだ。
手を繋いで、海を眺めながら山下公園を散歩した。
私は昔から海が好きだった。
ただ眺めているだけで、何故かとても落ち着く。
広い広い海に抱きしめられているような、守られているような…
そんな不思議な感覚がするのだ。
「私、死んだら海に帰りたいな」
そう呟くと
「そんなこと言うなよ。みんな死んだら、必ず墓に入るんだからさ」
と、笑いながらまーに言われた。
「そうかなぁ。私は死んでもお墓なんて入りたくないな
。広い海にでも撒いてもらった方が自由になれて嬉しいもん」
それは私の正直な気持ちだった。
それに対しては、まーは何も返さなかった。
海の上を吹く風だけが、返事をするかのように強く吹きぬけて水面を揺らしていた。