ハート
私の異変に気づいたまーが近寄ってきた。
「ナナ…?どうした……?」
無神経なまーに腹が立つ。
言葉は何も出ないのに、涙だけは次々に私の頬を伝ってベッドのシーツを濡らした。
「私…、やっぱ邪魔者なんだね」
その一言で、さすがのまーも何か察したようだった。
「何か見たの?」
私は小さく頷くと、ベッドの脇の机を指さした。
まーの顔が思わずハッとして、次の瞬間こわばった。
「ごめん……」
私は何も答えずに、ただひたすら泣き続けた。
答えたくても、何も答えられなかったのだ……
胸が張り裂けそうに苦しくて苦しくて、息をするのもやっとだったのだ。
まーはそんな私の背中を何度もさすりながら、ごめんごめん……と謝り続けた。
背を向けているから顔は見えなかったけど、まーも泣いているのがわかった。
こうやって、今まで何度二人で涙を流してきただろう…
その度に私たちの絆は深まり、距離は縮まっていった……
だけど、今回ばかりはそうはいきそうもない。
私のこの傷は、まーが彼女と繋がっている限り消えることはない。
それが今、身にしみてわかった。
私は…… もうだめだ
「ナナ…?どうした……?」
無神経なまーに腹が立つ。
言葉は何も出ないのに、涙だけは次々に私の頬を伝ってベッドのシーツを濡らした。
「私…、やっぱ邪魔者なんだね」
その一言で、さすがのまーも何か察したようだった。
「何か見たの?」
私は小さく頷くと、ベッドの脇の机を指さした。
まーの顔が思わずハッとして、次の瞬間こわばった。
「ごめん……」
私は何も答えずに、ただひたすら泣き続けた。
答えたくても、何も答えられなかったのだ……
胸が張り裂けそうに苦しくて苦しくて、息をするのもやっとだったのだ。
まーはそんな私の背中を何度もさすりながら、ごめんごめん……と謝り続けた。
背を向けているから顔は見えなかったけど、まーも泣いているのがわかった。
こうやって、今まで何度二人で涙を流してきただろう…
その度に私たちの絆は深まり、距離は縮まっていった……
だけど、今回ばかりはそうはいきそうもない。
私のこの傷は、まーが彼女と繋がっている限り消えることはない。
それが今、身にしみてわかった。
私は…… もうだめだ