ハート

愛の大きさ

その日の晩。


私は食事も取らずに、ずっと部屋にこもっていた。


帰る間際、気まずいまま別れるのは嫌だったから
一旦元気に振る舞ってはみたものの……


家に帰ると、さっきまでの胸の痛みがまた一気に私を襲い、瞳からはキリがないくらい涙が次々にこぼれ落ちた。




なんでなんでなんで……






なんでまーは私だけを見てはくれないの?



私が病気だから?


私には未来がないから?



なんで、私は病気なの…?



なんで私は幸せになれないの?


病気だから?




そう、病気だからだ……



全部、病気のせいだ。



この役立たずな馬鹿な心臓のせいだ。





こんな心臓、もう要らない。



止まるなら、さっさと止まってしまえばいい。




生きていたって、どうせ私は幸せになんてなれないんだから。





私、なんのために生まれてきたのかな?



なんのために今生きてるのかな?





もうなんか、わからなくなっちゃったよ。


なにもかも



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