不思議の国とアリスのゲーム





あまりルーイを怒らせないようにしようと、アリスはそう思った。










「それにしてもアリス・・・」











ルーイは俯いてふるふると身体を奮わせた。





アリスはびくっとした。









え、私ルーイを怒らせるようなことした!?










びくびくしながら身構えているとルーイが飛び掛かって来た。










「ほんっとにカワイーですね〜」






「きゃあ!?」










いや、抱き着いて来た。










「ちょっと貴方何なの!?は・な・れ・て〜!!」








アリスは自分に抱き着いているルーイを引き離そうと頑張るが無理だった。








「アリスはいい匂いがしますねー!」






「なに変態発言してんのよ〜!!」








< 10 / 122 >

この作品をシェア

pagetop