不思議の国とアリスのゲーム
Chess 内容
「ほう、満月の晩か。あやつ、なかなかのセンスではないか」
「夜なら、勉強の時間は無くなりますわ!」
「その分前日は徹夜続きですよ♪」
「・・・・・・・・・」
「スゲーな兎。アイツを黙らせるなんて」
ハンプティ=ダンプティの屋敷から城へと帰ったアリスとチェシャ猫は、女王のもとへと報告に来ていた。
まあ上の通り、かくかく様々なリアクションをした。
「それまで時間は優にある。アリス、チェシャ猫。しっかり練習をしておくのだぞ」
「わかった」
「ん・・・それじゃ、アリス行くよ」
チラッとアリスを見て歩きはじめたチェシャ猫に続くアリス。
「え、あ、何処行くの?」
「上」
「・・・え?」
「空」
「・・・え゛?」