不思議の国とアリスのゲーム
森を抜けたら地面は土ではなくアスファルトの地面なっていた。
「あ、あの、何処に行くんですか?」
落ち着いたアリスはチェシャ猫に聞いた。
「聞いてなかったのか?
ハートの城に行くんだよ」
「は、ハートの城?」
「着けばわかる」
そう言われたアリスは、着くまでの間黙っていた。
――――・・・
―――――――・・・・
「おい」
「ん、えっ」
「着いたぞ」
あ、私いつの間にか寝てた・・・
着いたと言われて前をみると、アリスは一目であれがハートの城だとわかった。
アリスの前にある大きな建物、誰が見てもびっくりするくらい大きい。
さらに色がびっくりだ。
「・・・全部真っ赤」
チェシャ猫からおりたアリスがお城を見て1番に思って口にした言葉。
「ま、ハートの城だからな。女王の趣味は俺にはわからねぇ」
アリスがチェシャ猫をみると、嫌そうな顔をしていた。
「目が痛くなりそう」
「いや、これはなるだろ」
そんなことを言いながらアリスとチェシャ猫はハートの城の門の前にやってきた。
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