不思議の国とアリスのゲーム
「プロフィール・・・」
「名前とか、チェシャ猫とどういう関係とか?」
呟いたチェシャ猫にもう一度言うアリス。
「あいつは・・・名前はシルヴァ=ライア。この城の王女の執事をしている」
王女にも執事ってつくものなんだ。
「チェシャ猫とはどういう関係?」
「幼なじみ」
「さっき、シルヴァさんはチェシャ猫のことをチェシャって呼んでたけど・・・」
アリスはさっきのことを思い出しながらチェシャ猫に聞いた。
「俺のあだ名・・・」
「チェシャ猫には、名前はないの?」
さっきの王女にも、アリスをつれてきた白兎にも、アリスを襲った・・・
あれ、襲った・・・?
「あーーーーーーっ!!!!」
「びくっ!?」
突然叫んだアリスに驚いたチェシャ猫は、アリスのほうを見た。
「さっきの緑頭の男の人って何者!?
いきなり人を襲うなんてありえないわっ!」