不思議の国とアリスのゲーム
ふと前をみると、今まで真っ直ぐにしか道がなかったのが、右と左に別れていた。
「ん〜・・・どっちに行こう」
右にはさっきと同じでいろんな薔薇が咲き乱れている。
左にはまだ薔薇が咲いておらず、蕾のままだった。
「ん〜〜。
よしっ、こっちにしよう!」
そういうとアリスは自分が決めた道を歩き出した。
「お、チェシャ猫じゃないか!久しぶりだな」
「ああ」
チェシャ猫は広い庭に来ていた。
そこには白いテーブルクロスが敷いてあるテーブルがあった。
その上にお皿があり、お皿にはマカロンやケーキやクッキー等いろんなお菓子があった。
そしてチェシャ猫が話しかけた男の手には紅茶の入ったティーカップが握られており、頭には帽子が。
「白兎と女王はどうした」
そう言いながらチェシャ猫は男の正面にある椅子に座った。