不思議の国とアリスのゲーム
「猫、そなたはなにようがあって此処へ?」
「アリスを此処に滞在させてもいいかを聞きに「えっ!アリス、此処に住むのですか!?」
チェシャ猫が話している途中で白兎が割り込んだ。
「陛下、それくらいいいですよね!?」
「ああ、わらわは歓迎するぞアリス。今日から此処がそなたの家だ」
「あ、ありがとう!」
笑顔でアリスを迎えてくれた女王に、アリスは嬉しく思った。
「それじゃーこれからは、アリスとも沢山会えますね!」
「えっ!何で!?」
嬉しそうに言う白兎に引き攣った顔をしたアリス。
そんなアリスに女王が説明した。
「兎はこの城で働いている」
「嘘っ!?」
「安心しろアリス。
これから兎には仕事を与える」
そういうと女王は紙を取り出した。
それを白兎の前に広げた。
「今日からそなたは、わらわの妹セリア=ミューカの家庭教師をしてもらう」
「は、はあぁぁあっ!!!?」
今までとは違う白兎の大きな声に、アリスは驚いた。