不思議の国とアリスのゲーム
†6 Memory†
ボフッ
「はっあーっ!
疲れた・・・」
アリスは今、女王に与えられた部屋のベットに寝転んでいた。
「・・・なんでここの人達は人の話しを聞かないんだろう」
耳栓でも付けてるのか?
一瞬だがアリスはそう本気で思った。
「あ、それじゃー何も聞こえない、か・・・」
眠くなってきたアリスは、重たい瞼を下ろした。
゜。°..。゜。°.゜。
「んー・・・」
アリスは視線を感じてまだ重たい瞼を無理矢理薄く開けた。
ぼんやりと何かがうつる。
えーっと・・・あれ、何コレ?
目は開いたが頭が起きてないアリスは何がなんだかわからないでいた。
「アリス、こんばんはです」
アリスの目の前にいる人物はニコッと笑った。
それを聞いたアリスは一気に覚醒した。
「な、那紅流っ!?」
ガバァッと起き上がったアリスは指を那紅流に向けながら叫んだ。