不思議の国とアリスのゲーム




流石に那紅流もどうしたのかと思った。


二人して?を浮かべた二人に沈黙が。




「・・・チェシャが説明人じゃないの?」





先に口を開いたのはアリスだった。




「いえ、説明人は私です。
チェシャはアリスの騎士(ナイト)ですよ?」




「えっ、」




「照れやなんですよ、チェシャは」





そうクスクスと笑いながら那紅流は言った。




そういえば・・・


アリスは思った。




初めて会った時、アって何か言いかけてたよなー





「それじゃー説明をさせて頂きます」




深々と正座をしたままベットに両手をついてお辞儀をした。




「あ、はい。お願いします」





アリスもつられて那紅流のように深々と頭を下げた。
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