不思議の国とアリスのゲーム
那紅流の問いにアリスは少し考えた。
「そうね・・・あ、Game・Overになったら私はどうなるの?」
「それは私も解んないです。
管理人なら解るんですけど・・・」
頬に指をあてて考えるふうに答えた。
「そうそう、管理人って誰だか那紅流解るかしら?」
「それも解んないです。
役に立たなくてごめんなさいです・・・」
そう言ってうなだれる那紅流。
白兎のように耳がついていたら垂れ下がっているところだろう。
「あ、いいのよ別にっ!
Gameについて教えてくれただけでも物凄く助かったわ!」
「・・・今度のアリスは優しいですね。
私、貴女がアリスでよかったです!」
「ありがとう那紅流。それと私本名もアリスなんだ」
「わ、凄い偶然で「那〜紅〜流〜」
「あ、ノエル・・・」
那紅流の背後にいつの間にか帽子屋がいた。