不思議の国とアリスのゲーム
「ん・・・」
アリスは森で寝ていた。
「アリス!気がつボヘッ!?」
「貴方何なのよ!?
いきなりこんなところに連れて来て!!
ここどこよっ!!?」
目がさめるなりアリスは男にグーでパンチした。
「何するんですかっ!?」
「うるさい!いいからまず名を名乗りなさい」
立ち上がったアリスは腰に手をあてて怒り憤怒。
「今回のアリスはパワフルですね。でも!そんな貴女も素敵です!」
ええっ
この人M!?
「あっ、決してMではありませんよ?」
あっ、わかったんだ・・・。
「僕は白兎のルーイ=ラビットです。このゲームの案内人をやっています」
ルーイは右手を左胸にあててかるくお辞儀した。
「白兎って・・・貴方、本当にいったい何者なのよ」
警戒心むき出しのアリスはルーイを見つめた。
ルーイはニコッと微笑むと
「ようこそアリス=リデル。
今回の主人公は君だ」
今、ゲームが始まる――
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