不思議の国とアリスのゲーム
アリスは考えた。
那紅琉・・・は絶対にノエルが許さないだろう。
白兎・・・は話しにならない。
チェシャ・・・はめんどくさいって言いそう。
セリアは・・・どうだろう?
「セリアは出れる?」
アリスが怖ず怖ずと女王にきくと、女王は考えるそぶりを見せてやがて口を開いた。
「セリアはアリスが誘えば喜んで仕事と勉強を投げ出すが?」
「・・・やっぱりやめとく」
後から白兎にセリアが怒られてしまう。
「あっ、シルヴァさんは!?」
「あやつはセリアが白兎といるからさぞかし暇なところじゃろ」
「じゃあシルヴァさんを誘うかな・・・」
アリスがそういうと那紅琉がえぇっ!と声を出した。
「アリス、チェシャと出ないんですか?」
「チェシャはめんどくさいって言いそうだから・・・」
那紅琉はブンブンと首がとれそうな勢いで横にふった。
「そんな事ないです!
私チェシャ呼んでくるです!」
そう言って那紅琉は部屋からでていった。