不思議の国とアリスのゲーム
それにしても、那紅琉ったら本当にチェシャに頼みに言ったのかしら・・・。
アリスは窓の外を見て考えた。
「・・・やりうるわね」
「なにがだ?」
「あ、なんでもないです」
アリスは執事にニコッと笑い、また紅茶を飲んだ。
−ガチャ
「お、ナイト遅かったな」
「ナイトさん、お疲れ様です」
「あ、ああ」
自分の部屋に帰ってきたハートの騎士は、自分の部屋がティータイムになっていたポカンとしていた。
「ナイトさん、私Chess Tournamentに出場することになりました」
「本当かっ!?」
笑顔で告げたアリスにハートの騎士は驚きながら尋ねた。
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