不思議の国とアリスのゲーム



それにアリスは、ハイ、と頷いた。





「絶対にナイトさんの願い叶えてみせます!」






立ち上がりえっへんと胸をはるアリスを、フッと微笑み頭を撫でた。




「ありがとな、アリス様」




「・・・皆して子供扱い」





ムスーッとした顔でいるアリスを横から見ていた執事はハハッと笑った。




「アリス様はよくチェシャにガキ扱いされてるよな」




「チェシャも随分子供ですよ!!」





「いや、おまえよりは随分大人だ」






いるはずのない声が聞こえると、アリスはゆっくりと声がしたほうを見た。





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