不思議の国とアリスのゲーム



中の薔薇は白い薔薇から、少し色付いたものになっていた。




「ナイトさんの願いが叶ったら、残りは後四人!あのトカゲのビルもぜんっぜん現れない!このままクリアしてみせるわ」




えっへんとして言ったアリスだったが、チェシャ猫がいない。


え、と前をみるとチェシャ猫の後ろ姿が。



「え!チョッ、チェシャ猫待ってよー!」




アリスの声を無視してチェシャ猫をどんどん進んでいく。





「アリス、あそこがハンプティ・ダンプティの屋敷だ」




「あ、あれ・・・?」





チェシャ猫が指差す所には、帽子屋の屋敷よりは小さいが充分に大きな赤れんがの屋敷があった。


屋敷にはオレンジ色の光が覆われていた。
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