不思議の国とアリスのゲーム
すごーい!と言いながらうろちょろしだしたアリス。
「ぐぇっ!?」
するとアリスの襟首をチェシャ猫が掴み、いきなりの事にアリスは
「何そのカエルが潰れたような声」
・・・を出した。
アリスは地面に座り込みゴホゴホと咳込んでいたが、やった本人は飄々とした顔だ。
「何すんのよチェシャ!」
キッと睨みながら言うアリス。
「勝手にうろちょろしないで。黙って俺の後ろについてくる」
そういうとチェシャ猫はスタスタと屋敷に向かい歩いていった。
ムーッとしていたが、それをみたアリスは慌てて駆け出した。