見習い魔女とのLove
温かい雫が頬を伝う





そう

その正体は涙―・・・


人の事を想い、涙を流したのは初めての経験だった








「ごめんね。気にしないで..って、しちゃうよね。」


「いや..」




これがきっと人間の心なのだろうか?


相手を想ったり

人を気遣ったり




この世界に、来なかったらきっとそんな事に気づけなかった


蓮に会わなかったら、そんな気持ちにもなれなかった




「歩っ」

「え、あっ..」




全身にぬくもりを感じた



蓮に包まれるように、腕の中に入る







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