見習い魔女とのLove
パタンとドアが閉まる


下から“おじゃましました”の声が響いてきた。



“気をつけて帰ってね”


“あ、はい。”

―パタン



「はぁ」


玄関のドアが閉まってから、大きく、息をはく



帰っちゃ..た


ベッドの中に入り、つい数分前のぬくもりと

蓮の声を思い出す..



「はぁー」

意味もなく出るため息。



耳元から放れないさっきの言葉…


聞こえないってさっき言ったの嘘だよ



だってさっき…














「あ..」




そのとき、時が止まった。

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