JDKハルヤ 〜性同一性障害のモデル〜
「オーナーってエリーのカレシの知り合いなんでしょ?」





「うん。アイツら別れたらしいね」





走り回るコドモを避けながら彼は歩いていく。





「もう別れたんだ。今度はもう少し続くと思ってたのに」





アタシはその横を置いていかれないように歩く。





「エリーからは聞いてないんだ?」





「エリーがそういうこと話すのは別のヒトと付き合ってからだから。何でも話すわけじゃないし」





「心が繋がってたら、もっとわかり合えるかもしれないな」





「そうなのかな?」





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