JDKハルヤ 〜性同一性障害のモデル〜
それはいつまでも、いつまでも、





アタシを苦しめる。




変えてしまいたい。





変えられないというなら、アタシは―――





「ハルちゃん!」





一番聞きたかった声。





振り返ると夕日に照らされて汗がキラキラと輝いた一番会いたい笑顔があった。





「足、速いな………」





肩で大きく息をしながら、あの時みたいに笑っている。





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