JDKハルヤ 〜性同一性障害のモデル〜
「あ、エリー。………また同クラかよ」
「エリーと一緒で嬉しいでしょ?」
「んなわけねェだろ」
「えェー、ひどォーい!」
そんなに仲がいいんだ。
思わず口に出そうになった。
「ハル」
リエがアタシを呼んだ。
「彼ってさ、ハルの好きなタイプじゃない? 羨ましいって顔してるよ」
「え!? ウソ!?」
振り向いて小声で話しているアタシ達を注意するように担任は、
「藤枝さん。藤枝リエさん」
と業務的にリエを呼んだ。
「はーい」
リエはそんな担任にも笑顔で答えた。
「エリーと一緒で嬉しいでしょ?」
「んなわけねェだろ」
「えェー、ひどォーい!」
そんなに仲がいいんだ。
思わず口に出そうになった。
「ハル」
リエがアタシを呼んだ。
「彼ってさ、ハルの好きなタイプじゃない? 羨ましいって顔してるよ」
「え!? ウソ!?」
振り向いて小声で話しているアタシ達を注意するように担任は、
「藤枝さん。藤枝リエさん」
と業務的にリエを呼んだ。
「はーい」
リエはそんな担任にも笑顔で答えた。