JDKハルヤ 〜性同一性障害のモデル〜
アタシは少し後悔しながらうなずいた。





カウンターにすわるとすぐにアンドリューがお代わりを作ってくれた。





「ケイは―――」





体の奥が熱い。





「アタシの体が男だって知ってるんでしょ?」





「知ってるよ。初めて会った時から」





微笑むケイの瞳は何かまだ言いたげで、





そっとアタシを映していた。





< 177 / 364 >

この作品をシェア

pagetop