JDKハルヤ 〜性同一性障害のモデル〜
「―――みんな、アタシを受け入れてくれない。アタシが、間違ってオトコの体に産まれてしまったから」





「わかるよ。その気持ち。僕も似たような経験があるから」





ケイがアタシの手を握る。





決して大きくはないけど、ぎゅっと包み込む。





「僕らはヒトのカタチをした異星人(エイリアン)なんだ。だから、この星のヒトとは上手くいかない。ましてや、恋をしてしまってはいけないよ。恋に苦しんで死んでしまうから」





見つめられる瞳は強く輝いていて、





吸い込まれてしまいそうだった。





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