JDKハルヤ 〜性同一性障害のモデル〜
「ケイ」





その声でささやかれるたびに、





アタシの体の奥の何かが溶けてしまいそうになる。





「しよ?」





アタシから誘うのは、初めてだった。





「うん。しようか」





アタシはケイだけのモノではない。





他の「オトコ」のヒトにも同じことをする。





それはケイが教えてくれたおカネを稼ぐ方法。





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