JDKハルヤ 〜性同一性障害のモデル〜
「そうかな? 出会った頃はもう少し弱々しい感じだったのに」





ありがとうって叫びたい。





「今はどう?」





「今は、キラキラした感じかな」





薄暗い通りを建物の照明がチカチカとフラッシュしていた。





「ありがとう、ケイ。今日はいっぱいアタシが優しくしてあげるからね」





アタシはケイの腕にしがみついて、ラブホに入っていく。





その時だった。





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