JDKハルヤ 〜性同一性障害のモデル〜
「あの!」





奥から聞こえてくる声に負けないようにアタシは声を出した。





「もしかしてここって………」





「そうよ。オカマバー」





と美咲ママはわざと低い声を出して言った。





「やっぱり………」





「あ、でもナツキはオカマじゃないわよ。親戚の私を頼ってきたからバイトさせてあげてるだけ」





笑顔を見せる。





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