JDKハルヤ 〜性同一性障害のモデル〜
「ここだよ。はい、どうぞ」





と彼女が開けたドアの向こう側は、





会議室に機材を持ち込んだ即席のスタジオになっていた。





「おかえり。カミーユ」





パソコンで何十枚もの写真をチェックしていた「オンナ」のヒトが顔を上げて言った。





「チハルちゃん。ただいま」





カミーユさんはアタシの手を引いてそのヒトの所へ歩いていく。





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