JDKハルヤ 〜性同一性障害のモデル〜
電子音とフラッシュの渦の中で、





アタシは次々にポーズを変えていった。





全部カメラマンさんの背後でポーズをしているカミーユさんの真似だけど。





「はい。オッケー」





柚木編集長がパソコンの画面を見ながら言った。





「ハルちゃん、お疲れー」





カミーユさんが渡してくれたペットボトルの水をアタシは一気に飲み干した。





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