JDKハルヤ 〜性同一性障害のモデル〜
「アタシはアタシなんだ」





今こうやって悩み、もがいている姿こそがアタシ自身なんだ。






そう思えていた。





「蓮井さん、どうぞ」





案内された部屋に入ると、





「こんにちは、蓮井さん。じゃあリューネ。よろしくね」





栄川先生がそう言って出ていった。





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