JDKハルヤ 〜性同一性障害のモデル〜
カミーユさんを挟んで窓際に黒井チェリーがいた。





「蓮井ハルヤです。よろしくお願いします」





胸まであるストレートの金髪が揺れて少し頭を下げただけで、外の景色を見たままだった。





「ああ、気にしないで。チェリーは今、ご機嫌斜めだから」





そんなチェリーを見てカミーユさんはニコニコしながら言った。





「チェリーはほんとうにヤキモチ妬きだな」





カミーユさんは笑いながらチェリーのほっぺを人差し指でぷにぷにと押した。





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