JDKハルヤ 〜性同一性障害のモデル〜
素直に全部聞いていたアタシは、何も考えられないまま部屋のベッドに倒れ込んだ。





昼間の雑音に包まれた薄暗い部屋は、優しくアタシを眠りに誘う。





ああ、どうしてこんなにも世界はアタシを拒むんだろう。





アタシはただ、アタシらしくありたいだけなのに。





自分らしくが罪だと言うなら、





神サマ、アタシはどうしていればよかった?




「もう………わかんないよ………」






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