JDKハルヤ 〜性同一性障害のモデル〜
当たり前のように一緒にいて、毎日が過ぎていく。





アタシ達はそんな存在だったんじゃないの?





「―――エリー」





久しぶりの教室の空気は懐かしさよりも、少し違った感じがした。





「お、ハル! 元気か?」





遠藤君と近藤君はいつもみたいに手を挙げて挨拶をしてくれた。





「ハル。おかえり」





リエは心配そうにアタシを見上げる。





「ただいま。リエ、エリーは?」





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