JDKハルヤ 〜性同一性障害のモデル〜
「そー言えば、エリーは?」
もうお昼を過ぎたのに、お客さんは数人しか来なかった。
ほとんどのクラスメイトは他のクラスを見に行っている。
「3年生と一緒に歩いてること見たって遠藤言ってなかった?」
「今日ライブやる3年だった。アイツ、文化祭の実行委員だろ? 何してんだ?」
「客の呼び込み、ではないわな」
「んでもう一人の実行委員のナツキは呼び込みに行ってまだ帰ってこんの?」
「もう帰ってくるっしょ。ほれ―――て何あれ!? キモ!」
もうお昼を過ぎたのに、お客さんは数人しか来なかった。
ほとんどのクラスメイトは他のクラスを見に行っている。
「3年生と一緒に歩いてること見たって遠藤言ってなかった?」
「今日ライブやる3年だった。アイツ、文化祭の実行委員だろ? 何してんだ?」
「客の呼び込み、ではないわな」
「んでもう一人の実行委員のナツキは呼び込みに行ってまだ帰ってこんの?」
「もう帰ってくるっしょ。ほれ―――て何あれ!? キモ!」