tipe-DOLL【No.1007】
「……内蔵爆弾については結局どうされるおつもりですか?」
麗子の質問に篠宮はきっぱりと答えた。
「必要ない。兵開技術部にもそう伝えたよ。」
「納得しましたか?」
「納得も何も。いくら内蔵爆弾を開発したところでエリカに取り付けることは出来ないさ。」
篠宮は煙草をもみ消して、目を閉じた。
「エリカの中に触れられるのは俺だけだ。」
――この言葉が麗子の中に重くのしかかった。
何を言ってもいけないような気がして、麗子は黙ってファイルを閉じた。
麗子の質問に篠宮はきっぱりと答えた。
「必要ない。兵開技術部にもそう伝えたよ。」
「納得しましたか?」
「納得も何も。いくら内蔵爆弾を開発したところでエリカに取り付けることは出来ないさ。」
篠宮は煙草をもみ消して、目を閉じた。
「エリカの中に触れられるのは俺だけだ。」
――この言葉が麗子の中に重くのしかかった。
何を言ってもいけないような気がして、麗子は黙ってファイルを閉じた。