tipe-DOLL【No.1007】
昼休み、健は屋上にいた。
ぼんやりと流れる雲を見ているとモンスターの存在や一年後には世界が終わるかもしれないなんてことは全て架空の出来事に思えてきた。
みんな危機感は持っている。
しかし、どうにかしようと奮闘しているのは国の一部の人間たちだ。
一般の人間は相変わらずジャンクフードを食べ、ゴミを出し、車に乗って排気ガスを思う存分撒き散らしている。
隕石衝突と環境破壊に因果関係はないと言われてはいるが―――
「そりゃ、地球も怒るよなぁ…」
目を閉じて呟くと、上から明るい声が降ってきた。
「なーにが怒るって?」
ぼんやりと流れる雲を見ているとモンスターの存在や一年後には世界が終わるかもしれないなんてことは全て架空の出来事に思えてきた。
みんな危機感は持っている。
しかし、どうにかしようと奮闘しているのは国の一部の人間たちだ。
一般の人間は相変わらずジャンクフードを食べ、ゴミを出し、車に乗って排気ガスを思う存分撒き散らしている。
隕石衝突と環境破壊に因果関係はないと言われてはいるが―――
「そりゃ、地球も怒るよなぁ…」
目を閉じて呟くと、上から明るい声が降ってきた。
「なーにが怒るって?」