tipe-DOLL【No.1007】
□2099年、日本
2099年―――

地球は崩壊の危機を迎えていた。

消え行く森林、止まらない温暖化で海面は上昇。

海の底に沈んだ国がいくつもあった。

自然の食物はほとんど取れず、人々の主食は人工的なジャンクフードになっていた。

汚染された環境の中、地上には異形の生物が発生していた。

攻撃性の高いそれらはモンスターと呼ばれ、人々を襲った。

警察や自衛軍が撃退に回っていたが、モンスターを根絶やしにすること不可能だった。

技術の進歩だけではどうにも改善出来ない状況が続いていた。



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