このキズで俺はお前を縛る
「茶佑君、ありがとう」
「は?」
「本当は…そんなにおいしくなかったんでしょ?」
「何が?」
「パン
…だって優佑君や恭佑の態度を見れば…わかるもの」
車の助手席に座っている雪乃が下を向いて言った
「正直に言うとな
でも食えないほどじゃない
パン生地はうまかった
ただ…中身に問題アリだ
それにな
優佑と兄貴はナスが嫌いなんだ
食べなかった理由はそこだな」
俺は運転しながら、答えた
「そっか…気にしてなかった」
「え?」
兄貴のために作ったんじゃねえの?
「は?」
「本当は…そんなにおいしくなかったんでしょ?」
「何が?」
「パン
…だって優佑君や恭佑の態度を見れば…わかるもの」
車の助手席に座っている雪乃が下を向いて言った
「正直に言うとな
でも食えないほどじゃない
パン生地はうまかった
ただ…中身に問題アリだ
それにな
優佑と兄貴はナスが嫌いなんだ
食べなかった理由はそこだな」
俺は運転しながら、答えた
「そっか…気にしてなかった」
「え?」
兄貴のために作ったんじゃねえの?