アンタへ

「ねぇ、ビリーブ歌おうよ!」


って誰かが提案した。


ビリーブは『信じる』という意味の歌で、このクラスが合唱祭で金賞を頂いた歌だった。


「そうしよう!!!」


みんなが大賛成。


でも、アタシは泣きすぎて歌えなかったよ……。


アンタと歌える最後の歌だったのにね。



歌っている時、目が合ったよね!?


泣き顔を見られて…恥ずかしかったよ。
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