女子高生と鉄のヒトガタ
第一章
たくさんの生徒で溢れる高校の昇降口。放課後を知らせるチャイムが鳴ってからもう30分以上が経っている。
明日から連休っていうのもあるせいで皆の会話はそれで持ちきり。そんな中で私は待ち合わせてるクラスメートを待ち続けてるワケで。
私に気付いた友達は声を掛けてくれるけど、二言三言話しただけで校門へと急いでいった。
「遅いなぁ…」
思わず呟き、ロビーをうろつく。時折吹き込む風が黒髪を纏めたポニーテールに当たってそよそよ揺れるのが分かる。
そんなに広くないロビーだからウロウロするのもすぐ飽きる。真ん中に立っている大きな柱に寄りかかっていつも見てるサイトが更新されてないかチェックしようと携帯を開いた時だった。
「ごめんなさい。遅くなっちゃいました」
明日から連休っていうのもあるせいで皆の会話はそれで持ちきり。そんな中で私は待ち合わせてるクラスメートを待ち続けてるワケで。
私に気付いた友達は声を掛けてくれるけど、二言三言話しただけで校門へと急いでいった。
「遅いなぁ…」
思わず呟き、ロビーをうろつく。時折吹き込む風が黒髪を纏めたポニーテールに当たってそよそよ揺れるのが分かる。
そんなに広くないロビーだからウロウロするのもすぐ飽きる。真ん中に立っている大きな柱に寄りかかっていつも見てるサイトが更新されてないかチェックしようと携帯を開いた時だった。
「ごめんなさい。遅くなっちゃいました」