一年目からのLOVE
『あいつ!!』

「賢ちゃん、ひっど~い!!
ってかさ、咲ちゃん・・・・・・

 
 まだ書き終わらないの?」

『・・・・・・』
「・・・・・・」

しばらくの沈黙が流れた。
『先に帰っててください・・・』
何故に敬語!?

「まだ、終わるめどがつかないの・・・・・・?」

何も言わないってことはそうなんだろう。
沈黙は肯定って言うし。
「待ってるから、家まで送ってくれる?
そのつもりだったんじゃないの?」

『あぁ!
急いで終わらすから待っててな!』

「うん♪」

それからしばらくして、私と咲ちゃんは作文を提出しに行くと二人で帰った。

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