学校トランプ
「いいよ、真央いる?」
小結はB組を見渡す。
「小結、萌香、どうしたの?」
あたしはふたりに言った。
「真央が…いなくて…」
「真央!?いつから?」
「放送が、流れる…前」
「それ、本当?」
琴葉が聞いた。
「うん…この階にはいないのかな…」
小結は肩を落とした。
「山内さん…危ないかもしれない…」
琴葉は下を向いて言った。
「「え?」」
「放送が流れてる前にいなかったのなら、誰かといるかもしれない。ということは、その子が山内さんを…殺す可能性がある…」
シ――――ン
クラスの視線は琴葉に注がれた。
「真央…探してくる!!」
萌香は廊下を走った。
「萌香!!」
小結も萌香を追った。
夏帆は動けなかった。
動きたくなかった…
自分が死にたくなかった。
その場にいて、殺されたくなかった。
怖い…
夏帆は恐怖でいっぱいだった。
「夏帆、行こう」
振り向くと、優梨とあおいがいた。
小結はB組を見渡す。
「小結、萌香、どうしたの?」
あたしはふたりに言った。
「真央が…いなくて…」
「真央!?いつから?」
「放送が、流れる…前」
「それ、本当?」
琴葉が聞いた。
「うん…この階にはいないのかな…」
小結は肩を落とした。
「山内さん…危ないかもしれない…」
琴葉は下を向いて言った。
「「え?」」
「放送が流れてる前にいなかったのなら、誰かといるかもしれない。ということは、その子が山内さんを…殺す可能性がある…」
シ――――ン
クラスの視線は琴葉に注がれた。
「真央…探してくる!!」
萌香は廊下を走った。
「萌香!!」
小結も萌香を追った。
夏帆は動けなかった。
動きたくなかった…
自分が死にたくなかった。
その場にいて、殺されたくなかった。
怖い…
夏帆は恐怖でいっぱいだった。
「夏帆、行こう」
振り向くと、優梨とあおいがいた。