学校トランプ
~♪


「弘樹だ…もしもし、え?お前が一緒に居なかったのが悪いんだろ!?……まじかよ…今から行く!!待ってろ」


ピッ


「行くぞ」


龍は携帯を切ったと同時に言った。


「え…どこへ?」


「C組…山内が…やべぇことになってる…」


「真央…が?」


「夏帆、歩ける?行こう」


琴葉は夏帆の体を支えてくれた。

ねぇ、神様。

もしいるのならば、このゲームを止めてください。

あと21時間の恐怖を、あたしは…耐えられません…

もう誰も、殺さないで。

ゆっくり上る階段。

やっと3階に着いた。

C組の前の廊下には人だかりができていた。


「何があったの?」


夏帆たちは少し早足でC組のドアを開けた。


『やっほ~★』


またあの女の子がテレビに映ってる。


『今からC組の山内真央の映像をお届けするね!!あ、あたしの名前ゆってなかったよね~、Qだよ★』


Q?

正体不明のその少女は初めて見たときと、

何かが変わっていた。

パッ

でも、すぐに画面が切り替わって確認できなかった。


『緊急生放送だよ!!』


Qの声が響いた。
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