学校トランプ
優梨が叫ぶ。
『優梨…?』
真央が振り向く。
少し口角が上がる黒い陰。
手には大きいハサミ。
『イヤァァァァァァ――――――』
真央の悲鳴がテレビを通して教室に響き渡る。
シャァッ
ベッドのところに隠れてた真央は、カーテンを勢いよく引いた。
黒い影の人はカーテンが巻きついて慌てる。
画面は切り替わる。
『ガラッ』
保健室のドアを開ける真央。
カーテンから逃れ、ハサミを手にしている人。
逆光で顔はよく見えない。
『来ないで!!やめて――――』
グサッ
『――――っ――』
画面の中の真央が苦しい顔をする。
あおいは顔を覆った。
見たくない…
ミタクナイ…
『カランカラン…』
真央が手にしていた携帯が、廊下にある水槽の下に滑り込む。
ゆっくりと崩れ落ちる真央。
涙を流し、ポタポタと落ちる自分の血を眺める。
『お姉……ちゃ…ごめ…ね』
プツッ
真央の最後の言葉を聞いた直後、小結がテレビの電源を消した。
「もう嫌だよ!!もう…」
『テレビの電源消しちゃダメでしょ~?』
『優梨…?』
真央が振り向く。
少し口角が上がる黒い陰。
手には大きいハサミ。
『イヤァァァァァァ――――――』
真央の悲鳴がテレビを通して教室に響き渡る。
シャァッ
ベッドのところに隠れてた真央は、カーテンを勢いよく引いた。
黒い影の人はカーテンが巻きついて慌てる。
画面は切り替わる。
『ガラッ』
保健室のドアを開ける真央。
カーテンから逃れ、ハサミを手にしている人。
逆光で顔はよく見えない。
『来ないで!!やめて――――』
グサッ
『――――っ――』
画面の中の真央が苦しい顔をする。
あおいは顔を覆った。
見たくない…
ミタクナイ…
『カランカラン…』
真央が手にしていた携帯が、廊下にある水槽の下に滑り込む。
ゆっくりと崩れ落ちる真央。
涙を流し、ポタポタと落ちる自分の血を眺める。
『お姉……ちゃ…ごめ…ね』
プツッ
真央の最後の言葉を聞いた直後、小結がテレビの電源を消した。
「もう嫌だよ!!もう…」
『テレビの電源消しちゃダメでしょ~?』